ブロンクス区東およびクイーンズ区北中央の選挙区から昨年出馬・当選したアレクサンドリア・オカシオ=コルテス連邦下院議員(29、民主)が、6日放送されたCBSの報道番組「60ミニッツ」で「トランプ大統領は人種差別主義者だと思うか」との質問に「はい。疑問の余地はない」と答えた。
同議員は「白人至上主義者が歴史的に使ってきた合言葉を口にしている」「(バージニア州)シャーロッツビルで、ネオナチが女性を殺害した事件に対する態度でも明らか」「法的保護を求める移民を混乱させている」などと理由を説明。同大統領のことを「人種差別主義を創造したわけではないが、それらの人々が増長する機会を作って加担し、火に油を注いでいる」と非難した。これに対しホワイトハウスは「トランプ大統領は人種差別主義や偏見を繰り返し糾弾している。コルテス議員は勉強不足」とコメントした。
同議員はまた、インタビューで「(あなたのような存在が)民主党を極端に左傾させているとの批判があるが」との問いに、自身が掲げる政策を紹介しながら反論した。
同議員については、ボストン大学の学生だったころに青春映画「ブレックファストクラブ」(1985年)のダンスシーンをまねて踊る動画がSNS上で拡散、「恥知らずの共産主義者」などと揶揄する声も出ている。