【9日付ニューヨークタイムズ】クイーンズ区のリチャード・ブラウン地区検事長(86)は9日、今秋行われる検事長選に立候補せず、27年間務めてきた同職から退官する意向を示した。パーキンソン病がここ数カ月で悪化し、体が思うように動かないことが理由だという。ブラウン氏が同職に就任した1990年代初頭、ニューヨーク市では殺人などの凶悪犯罪が激増。軽犯罪も見逃さず、強硬な姿勢で犯罪に立ち向かう姿勢が評価され、6度再選された。後任には少なくとも5人が立候補予定で、改革派のリベラルな検事が選出されるとの見方が強い。
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