米国民衆史の専門家でコロンビア大学准教授のダニエル・H・イノウエさんが26日(土)午後1時から3時まで、ニューヨーク日系人会(JAA)でニューヨーク地域の日系移民の歴史をたどる講演会を開催する。イノウエさんが昨年11月に出版した著書、「Distant Islands: the Japanese American Community in New York, 1876-1930s(遥かなる島々:ニューヨーク市の日系移民史、1870〜1930年代)」(コロラド大学出版会)=写真下=の出版記念を兼ねたもので、当日は同著の販売とサイン会も行う。要予約、参加無料。
イノウエさんは、ハワイと西海岸で育った日系3世。講演会では日本で1868年10月に明治天皇が即位、渡米が可能となり移民が始まった経緯の他、JAAの創設者、高見豊彦医師(1891年来米)や日本クラブ創設者の1人、高峰譲吉博士(1897年来米)など、当時の日本人コミュニティーについて話す。
JAA
49 W. 45th St., 11th Fl. (bet. 5th & 6th Aves.)
☎212-840-6942
www.jaany.org
info@jaany.org