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【14日付ウォール・ストリート・ジャーナル】クイーンズ区ロングアイランドシティー(LIC)にアマゾン・ドット・コムの第2本社(HQ2)の1つが新設される計画に伴い、15年前に閉鎖されたニューヨーク市消防局(FDNY)の消防署の再開が検討されている。
マイケル・ブルームバーグ前市長は2003年、LIC29丁目37-20番地にあった第261消防車隊および市内のその他5カ所の消防署を閉鎖。しかし人口の増加が著しいLICを中心に、地元住民や議員らが消防署の再開を求めていた。FDNYも、アマゾンが同地区をHQ2の建設予定地として選定する以前から、消防署の必要性を評価していた。
14年から18年の間、第261消防車隊があった地域では、FDNYへの通報件数が19%増加し、通報を受けてから現場に到着するまでにかかる時間が9%増加。隣接するHQ2の建設予定地がある地区でも、同時期の通報件数が16%増え、現場到着までの時間が4%増加していた。
市当局によると、消防署の再開にかかる費用は400万ドル(約4億3460万円)と推定されている。
Update 1.16
アマゾンは11日から13日にかけて、LICに建設予定のHQ2勤務の求人情報2件を自社の採用ページに掲載した。CNBCなどが報じた。HQ2勤務と明記された要項欄には「HQ2設立の発表に伴い、2019年に50人を採用し、ニューヨークでの組織運営を進めていく」とあったという。CNBCの報道後、同社はこの求人情報が、HQ2勤務ではなく現存のニューヨークオフィス勤務だと訂正した。
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