【21日付ニューヨークタイムズ】ニューヨーク市の市政監督官だったレティシア・ジェームズ氏がニューヨーク州司法長官に就任したことで空席となったポストを巡り、23人の候補者が出馬登録を済ませた。特別投票が2月26日に予定されており、今月14日午前0時に出馬登録が締め切られた。
同選挙は通常のような党派の代表者による選挙ではないため、各党による予備選はなく、各候補がそれぞれの方針を掲げて競う。出馬登録をするためには、3750人の市民からの署名を集めなければならず、投票用紙に記される候補者名の順番は、出馬登録を行った順番となる。
投票用紙の最初に名前が記されるのは、最有力候補の1人と見られている前市議会議長のメリッサ・マーク=ビベリト氏(民主)。「ニューヨーク州都市交通局(MTA)の改革」を方針として掲げる。2番目はブロンクス区選出のニューヨーク州下院議員マイケル・ブレイク氏(民主)で、方針は「市民のために」。続いて、オバマ政権下の米保健社会福祉省で事務総長を務めた弁護士のドーン・スモール氏が「もう遅れない」を掲げる。
4番目にはクイーンズ区選出の市議会議員エリック・ウルリッチ氏(共和)、次いでマンハッタン区選出の同州下院議員ダニエル・オドンネル氏(民主)など現職の議員が目立つ中、18番目にはジャーナリストで活動家や映画女優としての顔も持つノミキ・コンスト氏、最後から2番目の22番目には、ビットコインの起業家セオ・チノ氏が名を連ねた。