【22日付ニューヨークタイムズ】北欧や中欧をはじめ、海外に本店を持つベーカリーが、ニューヨーク市内に続々と進出している。
デンマークや英国で90店舗以上を持つ「オール・アンド・スティーン」は24日、マンハッタン区ユニオンスクエアに出店。ライ麦を使った伝統的な北欧風ローフがおすすめだ。デンマークとその周辺のスカンジナビア諸国が発祥の本場デニッシュも試してみよう。スウェーデンの「ファブリーク」は2月、同区ミートパッキングに開業予定。店内にあつらえた石窯で焼くライ麦やマルチグレインパン、サワードウが看板メニュー。ライ麦のバゲット、クランベリー入りのライ麦パンは、他店のものとは「一味違う」と評判だ。
オーストラリアからは「バーク・ストリート・ベーカリー」が数週間後に同区ノマドにやって来る。粉をひくところから始めるこだわりの店。ターメリックを練り込んでじっくり発酵させたサワードウ、メープルシロップ味のベーコンが入ったデニッシュが秀逸。チョコとココナッツのスポンジケーキ「ラミントン」もお忘れなく。
市内には、フランスの「メゾンカイザー」やベルギーの「ル・パン・コティディアン」がすでに店を構え、日本や韓国のベーカリーも健闘。昨年12月にオープンした「スターバックス・リザーブ・ロースタリー」ではイタリアの「プリンチ」のサンドイッチやピザを提供している。