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【23日付ニューヨークタイムズ】映像作家で詩人、アングラ芸術擁護の活動家でもあり「米実験・前衛映画のゴッドファーザー」と呼ばれたジョナス・メカスさんが22日、ブルックリン区の自宅で亡くなった。96歳だった。
1922年、リトアニア生まれ。16歳のとき第2次世界大戦が勃発。リトアニアはロシアとドイツに占領されが、反体制を志向し、アングラ新聞社で働いた。
大戦終結の4年後、49年にニューヨーク市に移住し映画制作を開始。映画評論も執筆し、55年から96年にはハリウッドの商業映画とは異なる映像文化を育てようと季刊誌「フィルムカルチャー」を発行した。58年から75年にはコミュニティー紙の草分け的存在、ザ・ビレッジ・ボイスで映画評論のコラムを担当。「或る殺人」(59年公開)などハリウッド映画を常習的にこき下ろし、スタン・ブラッケージ、ケネス・アンガー、ブルース・ベイリー、ジャック・スミスらの実験映画を高く評価した。
実験・前衛映画を配給する「フィルム・メーカーズ・コーポレティブ」や、貴重な前衛映画を修復・保存し上映する博物館「アンソロジー・フィルム・アーカイブス」の設立に尽力した。
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