ブッカー上院議員が出馬表明 2020年大統領予備選

 ニュージャージー州選出のコリー・ブッカー連邦下院議員(49)が1日、2020年の大統領選の民主党予備選挙に出馬すると表明した。上院から民主党の指名争いへの出馬は4人目。同議員はツイッターに出馬表明の動画とともに、「われわれを分断する線は、われわれを結び付ける線ほど強くない。団結し共に戦えば勝利する」と投稿した。格差是正と司法改革を政策の中心に置く。
 ブッカー議員は06年から13年まで同州ニューアーク市の市長を務め、同年、同州で初めて黒人として上院議員に当選。16年の大統領戦では副大統領候補に目されるなど民主党の若手の中で「期待の星」と呼ばれ、ヒラリー・クリントン候補敗退直後から大統領選への出馬が噂されていた。黒人歴史月間の初日となる1日に出馬を表明したのは、自らの出自と、マイノリティーへのアピールを強く意識したとみられる。

ブッカー上院議員。本人のツイッター(@CoryBooker)より