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【3日付ニューヨークポスト】ニューヨークのカーリナ・リベラ市議会議員(民主)は1月25日、飲食店や小売店でフォアグラの販売を禁止する条例案を市議会に提案した。フォアグラの生産方法が「残酷」としている。
キャビア(チョウザメの卵)やトリュフ(西洋松露)と並び称される高級珍味フォアグラは、アヒルやガチョウに強制的に餌を与え、肝臓を肥大させて生産する。同議員は「ニューヨーカーがこれを無視してきたのは誤り」と指摘。連邦最高裁判所が1月、カリフォルニア州のフォアグラ禁止条例を支持する判断を下したことから、「タイミングとしても適切」と話す。
非営利の動物愛護団体「ボーターズ・フォー・アニマル・ライツ」のアリー・フェルドマン・テイラーさんも「これほど非人道的な生産方法はない」と同条例案の支持を表明。ジャスティン・ブレナン市議会議員(民主)など、他の議員の間にも賛同者が増えている。ビル・デブラシオ市長も、報道担当官を通じ、「必ず検討する」と前向きだ。
条例案では、違反を犯した場合は1000ドル以下の罰金および1年間の禁錮刑を科される。
一方で、フォアグラを提供するフランス料理店などからは、「人気メニューを廃止することで損害を被る」「当局は干渉し過ぎ」など不満の声も上がっている。
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