ミラバル姉妹たたえ命名 インウッドの交差点

 マンハッタン区インウッド168丁目、アムステルダム街の標識の下に、1950年代のドミニカ共和国で反政府運動に身を投じ、当時のラファエル・トルヒーヨ大統領によって殺されたミラバル姉妹の名前を付けた標識が設置され10日、記念式典があった。4姉妹のうち運動に消極的だった次女を除く3人が暗殺。これを機に同国では反政府運動が高揚し、大統領も半年後に殺された。国連は99年、姉妹が暗殺された11月25日を「女性に対する暴力廃絶の日」に指定している。

左から長女パトリア、三女ミネルバ、四女マリアのミラバル姉妹(photo: Alvaro Diazy Adony Flores)。

10日の記念式典の様子(photo: Office of Council Member Ydanis Rodriguez)。インウッドはドミニカ共和国からの移民が多く居住する地域