【15日付amニューヨーク】スマートフォンを1年間使わずにいられたら賞金10万ドル(約1106万円)を手にするチャレンジ企画「スクロールフリー」に、クイーンズ区在住のファンタジー小説家、エラナ・マグダンさん(30)が挑戦している。
企画したのは、「単調な日常を打開しよう」をブランドコンセプトに清涼飲料水ビタミンウォーターを販売する、コカコーラ傘下のエナジーブランド社。マグダンさんは応募者10万人以上の中から今年1月に選出。選ばれたことを知り、乗っていた車を止め、車の周りを駆け回って喜んだという。
自身の新作「ドラゴンチャイルド」のブックツアーを控えているというマグダンさんは、最も困るのは車で移動する際にカーナビアプリが使えないことと予想。さらにビデオゲーム「ウォードラゴン」のコミュニティーを抜けなければならないのもつらいと話した。
チャレンジ中は、1996年型の折りたたみ式携帯電話は使用できる他、パソコンでのEメール送受信やSNSへの投稿もできる。ただし、スマホを実際に使っていないか定期的に検査が入り、最終的にはうそ発見器にかけられるという。
マグダンさんは今月16日、「午後11時30分までに眠りについた」「やってみると、これは本当に良い」などと日常生活の変化をツイッターに投稿。今後ブログで「スマホなし生活」の実態を発信していく考えだ。