【24日付ウォール・ストリート・ジャーナル】民主党の重鎮ジョー・クローリー元連邦下院議員が19日、クイーンズ区民主党議員連盟の代表を辞任すると発表した。十数年ぶりのリーダー交代となる。
同区での政治的な決断は、議員や地域の活動家、ロビイストなど、地域から選出された72人の地区リーダーから成る民主党執行委員会が主導権を握る。同連盟の代表は、同委員会のメンバーの中から選ばれる。
クローリー氏は、昨年6月に行われた中間選挙の民主党予備選で、史上最年少の女性下院議員となったアレクサンドリア・オカシオ=コルテス氏に敗北。以来、党内での求心力を失っていた。
連盟の次期代表候補として、地区リーダーで市政監督官に立候補しているジョン・リウ州上院議員やグレゴリー・ミークス連邦下院議員、またグレース・メン連邦下院議員の名前が挙がっている。
新代表は、2020年初夏に予定されている再編成会議で正式に選出される見通し。ただし執行委員会はいつでも投票を実施できる。同区選出のニリー・ロジック州下院議員は、「新代表を選ぶプロセスは地域活動家や地元選出議員を支える包括的なものであるべき」と指摘。オカシオ=コルテス議員の躍進にみられるように、草の根の活動を取り入れる必要があると述べた。