新しいNY市政監督官 「ジャマネイ・ウィリアムズ」って誰? 

 【2月27日付amニューヨーク】ニューヨーク市の市政監督官を選ぶ特別選挙が2月26日に行われ、ジャマネイ・ウィリアムズ市議会議員(42、民主)が当選した。ただし、その素顔はあまり知られていない。
 ブルックリン区生まれ。両親はカリブ海の島国、グレナダからの移民だ。ブルックリンカレッジを卒業後は、貸借人や地元コミュニティーを支援する活動家として知られ2009年、同区フラットブッシュなどを含む第45選挙区から市議会議員に立候補して当選。13年と17年に再選された。
 ニューヨーク市警察(NYPD)の職務質問法「ストップ・アンド・フリスク」に反対し、12年、NYPD内に監察官職を設立する条例案を共同提案し14年、成立させた。個人的経験から妊娠中絶に反対。ただし、女性の選択権は認めている。同性同士の結婚については一時否定的だったが、現在は支持を表明。21年の市長選出馬は否定している。
 尊敬する人は、黒人の公民権活動家マルコルムX、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師とスパイダーマン。自分の意思と関係なく勝手に体が動いたり声が出たりする「トゥレット症候群」を持つことを公表している。

本人のツイッター(@JumaaneWilliams)より