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ニューヨーク市警察(NYPD)は4日、ここ2カ月の犯罪認知件数を発表した。殺人とレイプの件数が急増していることを受け、市内4つの警察管区に配属する制服警官の数を増やすなどの犯罪防止計画を発表した。
NYPDによると、1月1日から2月28日までの間に、前年同期比14件(36.8%)増の52件の殺人事件と、前年同期比45件(18.8%)増の285件のレイプを認知。一方で、窃盗や強盗なども含めた主要犯罪の認知合計数は、前年同期比8.6%減の1万3195件だった。
犯罪防止計画では、マンハッタン区ワシントンハイツやインウッドを管轄する第34区、ブロンクス区南東部の第43区、ブルックリン区ベッドフォード=スタイブサントの第79区、クイーンズ区ジャマイカの第113区に警官を増員配属し、有事には、主要交差点などの場所に警官8人を配置する。配置場所はNYPD上層部が犯罪記録を分析し選定するが、毎週見直しを行うという。
ブルックリン区の殺人事件は前年同期の8件から24件と、市内で最も増加していた。これを受けNYPDはブルックリン地区検事局と協力し、銃犯罪の検挙を強化する。その他、ブルックリン区やブロンクス区での犯罪組織に関連する犯罪や報復のための暴力事件撲滅のためにNYPDが開始した介入計画の拡大なども計画されている。
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