「シトリン欠損症」傾向と対策 米国日本人医師会、日本クラブ

 米国日本人医師会と日本クラブは20日(水)午後6時30分から8時30分まで、日本クラブ5階サクラルームで、第44回ヘルスセミナー「お酒が苦手で甘いものも嫌い〜日本人に多いがあまり知られていないシトリン欠損症」を開催する。講師はマウントサイナイ・アイカン医科大学の博士研究員、今川英里さん。
 シトリン欠損症は、新生児期の黄疸、成人期の性格の変化や意識障害などで診断され、治療を誤ると命に関わることもある。患者の多くに甘いものなど炭水化物が苦手でお酒を全く受け付けないという特別な嗜好がみられるのが特徴だ。健康そうに見えても、原因不明の脂肪肝を患っている例も報告されている。
 セミナーでは、診断が難しく、まだ不明な点が多いシトリン欠損症について解説し、最新の研究内容も紹介する。参加費は一般15ドル、日本クラブ会員は10ドル。軽食と飲み物を用意する。

講師を務める今川英里さん

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