聖パトリックデーの祝い方といえば、ビールに緑色の着色料を混ぜたグリーンビールを飲むのが一般的。だが、独自の方法で祝日を楽しんだニューヨーカーもいる。地元紙ニューヨークポストが17日に紹介したのは、マンハッタン区ローワーイーストサイドのとある場所で開催された、大麻入りのブランチを楽しむパーティー。招待客約30人が参加、「ハイリッシュになる」とダジャレを飛ばし合う姿を伝えている。
同紙によるとこのパーティーの参加者は毎月1回集まって大麻(俗に言うところのポット)を楽しむグループに所属。今月の集まりがたまたま聖パトリックデーと重なったことから企画した。参加費は1人100ドルまでで、会場など詳細については、当日朝6時まで非公開だった。ニューヨーク州では大麻は違法。ホストの1人は「使用しているところを見つからなければ捕まることはないよ」とにこり。
フィリピン出身のシェフが、ルンピア(春巻き)やパンシット(焼きそば)に「タンジェリンドリーム」「グリーンクラック」といった大麻を加え、大きなバナナの葉の皿に盛る。カクテルも大麻入りだ。シェフは同紙に「今までにないレシピ。幸福感も味わえるから食欲が増す」と自慢げ。参加した男性(33)は「二日酔いになるビールよりこちらのほうがいい。ハイの状態はそのうち消えるからね」と話した。