1884年から1957年までブルックリン区エベッツフィールドを本拠地にした米メジャーリーグ球団、ブルックリン・ドジャーズの最後の本塁打を放ち、最後の勝利に貢献したことで知られるランディ・ジャクソンさんが20日、ジョージア州アセンズの自宅で亡くなった。93歳だった。各メディアが伝えた。
ジャクソンさんは1955年12月、トレードでシカゴ・カブズから移籍。引退が近いとみられていたジャッキー・ロビンソンさんに代わる3塁手として期待されたが、足のけがにより出場回数は少なかった。
ニューヨークタイムズによると、ジャクソンさんは57年9月28日、フィラデルフィアでのフィリーズ戦で3点本塁打を放ち、8対4でドジャーズが快勝。翌日、ドジャーズの本拠地、ブルックリン区に場所を移して対戦したが2対1で敗退した。これが同球団最後の試合だったため、ジャクソンさんの本塁打が最後となった。
58年、ドジャーズはロサンゼルス市に移転。ジャクソンさんも移ったが同年、クリーブランド・インディアンズに放出され59年、カブズに戻り現役生活に終止符を打った。引退後は保険代理店を経営していたという。