「ベッセル」著作権は撮影者に ハドソンヤードのランドマーク的存在

 マンハッタン区に今月15日にオープンしたニューヨークの新名所「ハドソンヤード」に設置された蜂の巣形の公共スペース「ベッセル」を運営するERYベッセル社はこのほど、利用者がSNSに投稿した写真やビデオの著作権を同社が所有するとした条項を修正した。著作権は撮影者に帰属するとしている。
 無料で入場できるベッセルは、ハドソンヤードのランドマーク的存在として現在、予約が殺到。訪問者はホームページ上に掲載された利用規約に従うことを求められている。利用規約には当初、訪問客が撮ったベッセルの写真やビデオを運営会社や関連会社が「再投稿、共有、出版、宣伝、配布」できるとしていた。これに「行き過ぎ」などと批判が殺到し、ベン・カロス市議会議員(民主)は「この条項を違法とする条例案を提出する準備をしている」と表明していた。
 同社は「ソーシャルメディア投稿」の条項を修正し、「投稿した写真やビデオの著作権は撮影した訪問客に帰属する」との文言を追加した。

ハドソンヤードのツイッター(@_HudsonYardsNYC)より

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