プラ製袋禁止、混雑料金導入へ NY州予算成立

 1750億ドル(約19兆4940億円)に及ぶニューヨーク州2020会計年度予算は3月31日、アンドリュー・クオモ知事と州議会で合意に達し、成立した。使い捨てのプラスチック製袋は20年3月から州内で原則禁止に。マンハッタン区60丁目以下を走る車に課金する「混雑料金」は21年に導入、こうした制度を持つ全米初の都市となる見通し。刑事司法改革は、ほとんどの軽犯罪および非暴力犯罪に対する現金保釈金制度を廃止することで合意した。娯楽用大麻の合法化は見送られた。

 自宅とは別に都心に所有する「セカンドハウス」に課税する案も検討されていたが、不動産業界からの反対に遭い頓挫。代替案として、2500万ドル以上の高級物件が売却された際の課税を増税することで一致した (photo: Office of the Governor of the State of New York)

タグ :