NY州男女の賃金格差は11% 「同一賃金の日」に是正訴え

 ニューヨーク州の女性は男性よりも平均賃金が11%少ないーー。2日の全米「イコール・ペイ・デイ(同一賃金の日)」に合わせ、そんな調査結果を、非営利団体アメリカ女性大学人協会が発表した。調査では男性の平均賃金に対する女性の平均賃金の割合を選挙区別に統計。格差が最も広かったのはロングアイランド南岸の第2区で、女性は男性より24.2%低い。ブルックリン区とクイーンズ区を含む第7区は唯一女性の賃金が男性を上回り、女性が4.8%高かった。

州の男性の年間平均賃金は5万5636ドル(約620万円)、女性は4万8901ドル (約545万円)だった。同協会は2017年の国勢調査をもとに統計したという。2日、ニューヨーク市庁舎前では格差是正を求めて地元議員や活動家らが集会を開催、「女性も重要」などと訴えた (photo: John McCarten/New York City Council)