BQE改修計画、見直しへ プロムナード閉鎖に住民反対

 ニューヨークのビル・デブラシオ市長は3日、 ニュージャージー州と市内3区を結ぶ高速道路、ブルックリン=クイーンズ・エクスプレスウェー(BQE)改修計画について、専門家で編成された委員会による見直しを行うと発表した。今秋までに結論を出す予定。2020年に予定されていた着工は、21年以降となる見込み。
 BQEを通る車は1日およそ15万台。市はブルックリン区アトランティック街からサンズ通りまでの1.5マイル(約2.4キロ)を解体し、再建する計画だ。市運輸局(DOT)は昨年9月、2通りの計画案を発表。1つはBQEのルートを同区ブルックリンハイツの遊歩道プロムナードを閉鎖し、高架道路を仮設するもの。もう1つは現行の道路のまま、1車線ずつ工事を行うものだった。
 しかしプロムナードは住民や観光客の人気スポットとあり、計画発表後、住民らによる反対運動が勃発していた。