5番街のアップルストアに約1カ月前からベッドバグ(南京虫)が発生、店側が密かに駆除していたことが分かった。15日付ニューヨークポストが報じた。
同店の従業員がポストに語ったところによると、12日の午後、マネージャーの部屋にベッドバグが出没。従業員がクモの子を散らすように逃げ出し大騒ぎになった。マネージャーは、(ベッドバグが出たことを)はっきり認めなかったが、ただちに探知犬が導入され、従業員の所持品はロッカーから出し、二重にしたビニール袋に入れるようにとの指示が出た。
ベッドバグはこの日初めて出たのではなく、3週間から4週間前にすでに出ていたと同紙に打ち明ける別の従業員もいる。24時間営業の同店には深夜、ホームレスが頻繁に訪れるといい、同従業員はホームレスが立ち去った後、2階のテーブルでベッドバグを目撃。テーブルは使用禁止になったが理由は明記されなかった。その後、駆除処理を行い、1週間後に店側から「問題なし」との通告が出たにもかかわらず、夜間スタッフが再びベッドバッグを発見。ビデオに撮り従業員内で回覧したという。
同店は年中無休だが先週、「水漏れ修理」を理由に深夜約6時間閉店した。事前に従業員に対し通知もなく、週末、「問題は解決した」との説明があったという。アップルは、コメントの求めに応じていない。