JFK発の客室乗務員が昏睡状態 イスラエル行き、はしか感染

 3月26日にジョン・F・ケネディ国際空港(JFK)を出発し、翌27日にイスラエルのテルアビブに到着した、エルアル航空002便に乗っていた同航空の女性客室乗務員(37)がはしかに感染し、昏睡状態に陥っている。米メディアが18日、イスラエル保健省の発表として報じた。同省は今月3日、同機の乗員、乗客に対し、鼻水や咳、発熱などの感染が疑われる症状が出た場合は、早急に医療機関に相談するよう呼び掛ける声明を出していた。
 報道によると、はしかに感染した乗務員は合併症の脳炎を引き起こし昏睡状態に。イスラエル、ニューヨーク市内、機内のどこで感染したかは不明。米疾病予防管理センター(CDC)によると、同様の合併症にかかるのは感染者の1000人に1人。脳への後遺症や聴覚障害を引き起こし、重篤な場合は死に至ることもある。