永住権発給で「能力」重視 トランプ氏、抽選停止も

 トランプ大統領は16日、永住権(グリーンカード)の発給方針を大きく転換する移民制度改革案を発表した。現在全体の66%を占める家族や親族の呼び寄せによる永住権発給を制限し、高い学歴や技能、年齢などをポイント化した能力主義(メリットベース)を優先する。メリットベースでの発給を「ビルド・アメリカ・ビザ」として、現在の12%から57%以上に増やす意向。将来、申請に当たり英語試験を義務付ける構想も明らかにした。日本も対象の抽選永住権の発給停止も盛り込まれた。議会下院の過半数を握る民主党は強く反発している。