メーシーズの上にオフィス棟計画 34丁目旗艦店に増築、CEOが認める

 百貨店大手メーシーズが、マンハッタン区34丁目、ヘラルドスクエアにある旗艦店の上に高層オフィスタワーの増築を計画している。先月末に関係者の話としてブルームバーグが報じていたが、今月15日、最高経営責任者(CEO)のジェフ・ゲネッテ氏がブルームバーグの取材に対して計画を認めた。
 報道によると、ゲネッテ氏は「今年中に計画を固め、その後は入札を行いたい」と語った。オフィスタワーは広さ約11万1500平方メートルを想定し、高さ800フィート(約244メートル)の高層ビルがメーシーズの上にできることになる。完成後はテナントを募る予定。
 先月末の報道によると、計画のためには土地区画規制(ゾーニング)の変更が必要。メーシーズは、マンハッタン区のゲール・ブルーワー区長など市当局と話し合ったと明かしていた。同区長は「周辺の道路に大規模な改修が必要となる。計画はいまだ初歩的な段階で、解決しなければならない問題が残っている」とコメントしていた。
 カーブドニューヨークによると、メーシーズのオフィスタワー構想は2016年にも浮上。ゲネッテ氏はその後、青写真を温めてきたという。この他、同社は15年、ブルックリン区ダウンタウンブルックリンの店舗の上に10階分のオフィスビルを増築する工事を開始。こちらは今年中に完成の見込み。

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