スタバ、店内で殺虫剤使用か 有害物質含む劇薬

 コーヒーチェーン大手スターバックスがマンハッタン区内の複数の店舗で、有害物質を含む有機リン系の殺虫剤「ジクロルボス」を使っていたとして、顧客らは21日、スターバックスを相手取り、同区の州高位裁に提訴した。各メディアが報じた。
 ジクロルボスは人間が摂取すると吐き気や下痢、手足の痙攣(けいれん)などを起こし、重篤な場合は死に至らせる劇薬。その有害さから、食品や飲料、人間や動物の近くでの使用には適していないとされる。
 訴えでは、スターバックスは数年間にわたり「ホット・ショット・ノーペスト・ストリップ」との商品名が付いた殺虫剤を店内で使用していたと主張。報道によるとスターバックスは「訴えを認める要因が足りない」とした。