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ニューヨーク野口英世記念会(HNMS)は21日、ブロンクス区のウッドローン墓地で野口英世(1876〜1928年)の92回忌墓前祭を開催した。当日は好天に恵まれ、野口の出身地である福島県からの3人を含む約50人が列席した。
式典は同会副代表の加納良雄さんの開会の辞で始まり、同会代表でコロンビア大学教授の本間俊一さん、ウッドローン墓地会長のマイケル・レイノルズさん、在ニューヨーク日本国総領事館の阿部康次首席がそれぞれあいさつをした。
続いてロックフェラー大学副学長のティム・オコーナーさんが登壇し、野口の逝去から同墓地に埋葬されるまでの経緯を紹介した。オコーナーさんは、「野口博士が残した世界的功績とその精神を記念会やウッドローン墓地などが力を合わせて次世代に受け継いでいくことが重要」と述べた。
また、野口没後90年に記念会が創設した野口英世奨学金の発表会が行われ、ロックフェラー大学大学院の大岸誠人さん(27)が受賞した。大岸さんは東京大学医学部を16年に卒業し来米。18年からロックフェラー大学大学院の博士課程で若年の結核発症抑制に関する研究に従事している。大岸さんは、野口が同大学で感染症の研究をしていたことを挙げ、「私も同じ大学で感染症の研究をしていることから何かの縁を感じる。野口博士の業績に比べられるような仕事をしていきたい」と語った。
HNMSは毎年、野口の命日である5月21日に合わせて墓前祭を行っている。
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