ブルックリン区コニーアイランドの遊園地、ルナパークに2日、新ライドが2つお目見えした。
遊園地の「元祖」ともいえる同パークには、92年前に作られた木製ジェットコースター「サイクロン」など27種類の乗り物がある。今回新たに加わった「アトランティックアビエーター」は、4人乗りの小さな飛行機型の乗り物が支柱の周りに6つ。それぞれの「飛行機」が360度回転し天地を逆転させながら、支柱の周りを旋回飛行。高さ15メートルまで引き上げられるスリル満点のライドだ。
もう1つの新ライド「クロックワークズ」は、4人乗りのゴンドラが8つ、巨大な時計の針のように回る。支柱には歯車の飾りも。全体が水平方向に回転しながら、各ゴンドラは垂直方向に上下。落ちる瞬間にはあのフワッとした感覚も味わえる。家族向けだが、かなり怖いようだ。
いずれも従来あった乗り物の代わりとして導入。同パークを運営するセントラル・アミューズメント・インターナショナル(CAI)の社長アレッサンドロ・ザンペルラさんはウォール・ストリート・ジャーナルの取材に「1920年〜30年代のレトロなものに新機軸を取り入れた」と自信たっぷりに答えた。ルナパークを新しい乗り物のテスト市場として位置付け、利用客の反応を確かめつつ、他の遊園地への展開を計画しているという。