タイムズスクエアで綱渡り 「ワイヤの王」が挑戦

 「ワイヤの王」を自称するフロリダ州出身の曲芸師、ニック・ワレンダさんと姉妹のリヤナさんが23日夜、マンハッタン区タイムズスクエアで、ビル25階の高さで綱渡りを行う。ワン・タイムズ・スクエアからトゥー・タイムズ・スクエアまで、約5ブロック、長さ1300フィート(約396メートル)に及ぶ。各メディアが報じた。
 報道によると、ワイヤの太さはわずか1.9センチ。25セント硬貨より少し狭い。2人はワイヤの両端から同時にスタートし、中間地点のワイヤ上ですれ違い、そのまま端まで渡りきる。
 綱渡りの模様は23日午後8時からABCテレビ「ハイワイヤライブ」で生中継される。
 ワレンダさんは2012年、ナイアガラの滝の綱渡りに史上初めて成功。14年にはイリノイ州シカゴ市で、2棟の高層ビルの間を命綱なしで目隠しして渡った。リヤナさんは2017年、スタント練習中に落下。顔の骨が折れる重傷を負った。今回はリヤナさんのけが以来、初めてのスタントになるという。

ワレンダさん。本人提供(https://highwirelive.com)