使い捨て発泡スチ 禁止が完全施行

 ニューヨーク市で1日、総菜店や屋台などでの使い捨て発泡スチロールの禁止が完全施行となった。発泡スチロールでできたカップや皿、持ち帰り用容器の使用を禁じる条例は今年1月に施行されていたが、事業者には半年間の猶予が設けられていた。今月から、使い捨て発泡スチロールを使用した事業者には初犯で250ドル、再犯で500ドルの罰金が科される。
 1日付ニューヨークポストによると、市衛生局は事業者らに通知を約13万通送付。しかし市内の屋台では認識が広がっていない。マンハッタン区ブライアントパーク近くのフードトラックでは、モハメド・アリさんがホットドッグを発泡スチロールに入れて販売。同紙に「禁止は知らない。通知など来なかった」と話した。