手作業の再集計に クイーンズ地区検事長選

 先月25日に行われたクイーンズ区の地区検事長を選ぶ民主党の予備選挙で、用紙に記入して投じられた票の集計が3日完了し、形勢が逆転した。25日に勝利宣言をした国選弁護人のティファニー・キャバーン氏を、同区区長のメリンダ・カッツ氏が20票リード。僅差であることから、市選挙法に基づき、手作業による票の再集計が決定した。各メディアが5日報じた。得票数はカッツ氏3万4898票、キャバーン氏3万4878票。ニューヨークタイムズによると、ニューヨーク市選挙委員会は集計の際、事前に登録された投票所とは別の投票所で投じられた票などは無効と判断。キャバーン氏の代理弁護人は集計方法に異議を申し立てると表明している。