マドンナに宛てた手紙が競売に  元恋人ラッパーがつづった謝罪

 1996年に25歳で射殺されたマンハッタン区ハーレム出身の伝説的ラッパー、トゥパック・シャクールが死去する1年前に元恋人のマドンナに宛てて書いた手紙が17日、競売に出品される。マドンナは、出品がプライバシーの侵害に当たるとして2016年に提訴していたが、ニューヨーク州高位裁は今月10日、訴えを退けていた。ニューヨークポストが11日、報じた。
 手紙が出品される競売サイト「ガタ・ハブ・イット! コレクティブズ」によると、手紙は1995年、当時服役中だったシャクールが13歳年上のマドンナに、3ページにわたり手書きしたもの。当時2人は既に破局していたが、「人種差別の問題もあり、若い黒人の俺が年上の白人女性のあなたに愛を正しく伝えるのが難しかった」とつづり、「思い描いていた友人になれなくて申し訳ない」と謝っている。
 マドンナは04年、今回の出品者である自身の元芸術コンサルタント、ダーリーン・ルッツさんに、既に手紙を譲渡していた。州高位裁はこれを主な棄却理由とした。
 入札価格は10万ドル(約1080万円)からで、落札価格は20万ドルから30万ドル(約2158万円から3235万円)と推定されている。

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