自転車事故3件相次ぐ、2人犠牲 死者17人に、対策は

 ニューヨーク市内で23日から24日未明にかけ、自転車が車にはねられる事故が3件発生し、自転車の2人が死亡、1人が重傷を負った。今年、サイクリストが死亡した交通事故は17件に上り、昨年1年間に比べ7件多い。ニューヨークタイムズによるとデブラシオ市長は5840万ドル(約63億円)を投入する自転車の安全向上計画を策定しており、今週発表する予定。保護設備付きバイクレーンの増設、自転車の安全を考慮した交差点への改良、自転車保護専従の職員80人の雇用などを含む。

23日午後3時50分ごろ、自転車がボックストラックにはねられ、自転車の男性(58)が死亡したブルックリン区グリーンポイントの交差点。25日までに「Stop Killing Cyclists(サイクリスト殺しを止めよ)」と書かれた標識が掲げられていた。スタテン島では23日正午ごろ、自転車がレッカー車にはねられ、自転車の少年(17)が死亡。自転車が赤信号を無視したとみられる。24日午前1時ごろには、クイーンズ区ウッドヘブンブルバードの交差点で自転車と車が衝突し、自転車に乗っていた男性(28)が意識不明の重体となった(photo: Yurika Fukagawa / 本紙)