6月末に行われたクイーンズ地区検事長(DA)選挙の民主党予備選で、ニューヨーク市選挙委員会は29日、クイーンズ区長のメリンダ・カッツ氏(53)が当選したと発表した。得票数はカッツ氏が3万4920票、対立候補の1人、国選弁護人のティファニー・キャバーン氏(31)が3万4860票。60票差と、近年まれに見る僅差となった。地元メディアによるとキャバーン氏は、自身が獲得した100票以上が無効票として不当に処理されたとして提訴している。
投開票直後にキャバーン氏が勝利宣言したものの、形勢が逆転。手作業での再集計が行われていた。カッツ氏は2002年から09年まで市議を務め、同年の市会計監査官選に出馬。クオモ知事らの支持を受けていた。
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