ジレンホール主演の芝居、プレビュー大成功 テーマは「死」、8日から本公演開幕

 ハリウッドの人気俳優ジェイク・ジレンホールが主演する舞台、「シー・ウォール/ア・ライフ」が8日、マンハッタン区のハドソン劇場で開幕する。7月末から始まったプレビュー公演では8月4日までの1週間の集客率は98%、合計で73万2000ドル(約7794万円)を売り上げた。ロングランを続ける「シカゴ」や「ウェイトレス」を抜く快挙だ。話題作についてウォール・ストリート・ジャーナルが6日、レポートした。
 同作は、死と苦悩を描いた2本立ての一人芝居。「シー・ウォール」を英国人俳優のトム・スターリッジが、「ア・ライフ」をジレンホールがそれぞれ演じる。千秋楽は9月29日。
 ジレンホールと共同でプロダクション会社「ナイン・ストーリーズ・プロダクション」を設立した同作品のプロデューサー、リバ・マーカーさんは同紙に、「大入りの理由はジレンホール人気のおかげ」と話した。ブロードウェーで演劇作品の人気が高まっていることも、成功の一因と同紙は指摘する。ここ数年、トニー賞を受賞した「フェリーマン」やアダム・ドライバーとケリ・ラッセルが出演した「バーン・ディス」などの演劇作品も成功を収めている。ジレンホールは2017年、スティーヴン・ソンドハイム作曲のミュージカル作品の再演、「サンデー・イン・ザ・パーク・ウィズ・ジョージ」に出演している。

「シー・ウォール/ア・ライフ」の
公式ポスター。同作品の
公式ホームページより