浴室に染み付いたかびを漂白剤で隠しているかもしれない。エレベーターが常に故障しているかもしれない。アパート探しで失敗しないためには、事前調査がものを言う。カーブドニューヨークは8日、ニューヨーク市に転居しようと考えている人に向けて「引っ越しの極意」を紹介した。
候補となるアパートを見つけたらまず、住所、家主名、管理会社をネット検索してみよう。「殺人現場だった」「麻薬組織の拠点だった」などのニュース記事がヒットする可能性がある。次に、市建設局のサイト(http://a810-bisweb.nyc.gov/bisweb/bsqpm01.jsp)で、苦情が相次いでいないか、家主が条例違反を犯していないかを確かめる。違反件数の他、詳細も公開されている。
ベッドバグ(南京虫)が発生した場合、家主は行政に報告をするよう義務付けられている。家主に聞いてはっきりした回答が得られない場合は、南京虫情報サイト(www.bedbugregistry.com/metro/nyc)で裏を取ろう。悪徳家主かどうかを知るには、市政監督官がまとめたブラックリスト(https://landlordwatchlist.com)が便利だ。