児童被害者法が施行 正午までに提訴385件

 子どものころに性的虐待を受けた被害者が民事訴訟を起こせる期間を55歳まで延長する法律「児童被害者法(チャイルド・ビクティムズ・アクト)」が14日、ニューヨーク州で施行。この日を待ちかねたように提訴する被害者が続出している。USAトゥデーが同日報じたところによると、午前5時までに、24時間電子申告を利用して提出された訴訟は200件に上り、正午までの時点385件まで急増。そのうちニューヨーク市で提出されたのは154件だった。
 米疾病管理予防センター(CDC)は、全米の子ども7人に1人が昨年、性的虐待またはネグレクト(育児放棄)を受けていたと推定している。