アリババ副社長、ネッツを買収へ 30億ドル、本拠地も

 中国のネット販売大手アリババの共同創設者で副社長の蔡崇信(ジョセフ・ツァイ)氏が、プロバスケットボールチーム(NBA)のブルックリン・ネッツと、本拠地のバークレイズセンターを、ロシアの富豪ミハイル・プロホロフから30億ドル(約3200億円)で買収することが分かった。ニューヨークポストが15日、報じた。ツァイ氏はこれまでに持分の49%を取得済み。今回の買収で残りの51%と本拠地を掌中にする。同センターの命名権も同氏に移る予定。

ブルックリン区の地下鉄アトランティックアベニュー駅に位置するバークレイズセンターは2012年建造。ネッツ所属選手の
ケビン・デュラントらの活躍に反し、同センターの価値は近年、さほど上がっていないという。20日午後撮影(photo: Yurika Fukagwa/本紙)