ミレニアムデンタル

透明なマウスピースを使った歯列矯正「インビザライン」。従来型の金属の装置(ブレース、ワイヤ)を使った矯正に比べて目立ちにくいなどのメリットがあると注目されているが、実際の治療はどのようなものなのか? 丁寧な診察に日本人からも定評があるミレニアムデンタルのリン医師に聞いた。

Q 従来の金属(ワイヤ)と、透明のインビザライン矯正の違いは何ですか? インビザラインが優れている部分はどのようなところでしょうか。
A インビザラインは、ワイヤよりも痛みや不快感が少なく、取り外しできるため口腔清掃がしやすいというメリットがあります。しかし、矯正医の技術によってワイヤ治療の方が少しだけ早く完治するケースもあります。

Q インビザラインで治療できないケースはありますか?
A 経験上、インビザラインで治療できないのは、歯が骨の中に埋まったまま生えてこない「埋伏歯(まいふくし)」を伴うケースや、患者自身が着け外しをするため、きちんと管理できず装着時間が短くなる場合ではないでしょうか。

Q インビザラインの治療に年齢制限はありますか?
A 個人差もありますが、永久歯が生えそろってからになるので、11歳から12歳以上であれば治療できます。

Q 抜歯が必要かどうかを判断するのが微妙な場合は、治療前の段階で抜歯するかどうか患者が決断するのは難しいと思います。何か目安はありますか?
A 当院では、口腔内スキャナーを使うことにより、シミュレーションをすぐにお見せすることができます。3D映像で、目で見て分かりやすいため、判断の手助けになります。

Q インビザライン治療をする矯正歯科は他にもたくさんあります。ミレニアルデンタルの強みは何ですか?
A 当院の矯正治療は約8割がインビザライン、約2割がワイヤです。これまで15年以上、さまざまなケースのインビザライン治療をしてきました。その経験値から、最良の治療を提供できると自信を持っています。

Q 歯科医に通わずに格安で矯正できる「SmileDirectClub」というものをネットで見つけました。安全なのでしょうか? 矯正歯科医として懸念点はありますか?
A 通常、インビザラインの通院は2、3カ月に1度行います。定期的な通院が必要なのは、歯並びだけでなくかみ合わせも含めて、正しく改善されているか確認するためです。
 「SmileDirectClub」は通院が不要といいますが、歯が間違った方向に動いてしまい、経過観察できずに修正できないまま放置すると、歯並びやかみ合わせだけでなく、その他にも悪影響が出る可能性があります。注意してください。

Dr. Jason Lin
ジェイソン・リン医師
コロンビア大歯学部、コロンビア大矯正学科卒業。かみ合わせや歯並び、がく関節など矯正治療全般が専門。数百件のインビザライン治療経験があり、コロンビア大で講師も務める。

「素敵な笑顔を作るお手伝いができることと、
患者の自尊心の変化を常に感じられることが、
この仕事をやっていて誇りに思う点です」と話すリン医師。

Millennium Dental

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