クイーンズ区サウスジャマイカの118番街154−22番地にある住宅の前庭に、ごみが山のように放置されており、苦情が相次いでいる。ニューヨークポストが3日、報じた。
同紙によると、ここに住む女性が長年、ごみを放置。積み上がったごみの高さは約3メートル、2階の窓まで達する。屋根の上まで積まれたごみの周りには、ネズミがうろうろ。近くに住むパット・ジョンソンさん(66)は同紙に「(行政総合ダイヤル)311に電話しても、市議会議員に手紙を書いてもどうにもならない」と呆れた様子。ここに住む女性に対応を求めに行くと暴言を吐かれて追い払われるという。「(女性は)情緒不安定というより邪悪そのもの。不衛生この上ない」と怒っている。
同紙によると、登記簿上では、この住宅はラミアル・ラヒンドラという名前の男性が2000年に9万ドルで購入している。住人の女性との関係は不明だ。市建設局および保健精神衛生局は、自宅や庭を清潔に保つことを義務付けた条例に抵触するとして、 2015年から違反切符を発行。積もり積もった罰金は34万3000ドル(約3700万円)に上る。女性は自宅に違反切符を飾り、市職員をあざ笑っていたとの目撃証言もあるという。
ごみが私有地内にあるため清掃局も手が出せない。「ごみ屋敷」の写真を撮っていた同紙の写真記者に対し、問題の女性は「楽しいか!? 失せろ、くそったれ!」などと罵声を浴びせた。