NY市長、大統領選10月にも撤退か 討論会不参加なら「非常に困難」

 来年の大統領選挙の候補者指名争いに立候補しているニューヨーク市長のデブラシオ氏(民主、58)が、早ければ来月1日にも撤退する可能性が出てきた。今月4日、同氏自らが明らかにした。同日付ニューヨークタイムズが報じた。
 デブラシオ氏は会見で、来月15日と16日に予定されている民主党討論会に参加できなければ、選挙戦を続けることは「非常に困難」と表明。参加するためには、来月1日までに少なくとも20州でそれぞれ400人を含む13万人以上から寄付金を集め、4つの世論調査で2%以上の支持率を得ることなどが条件。デブラシオ氏は条件を満たせず、今月12日の民主党討論会からも外れていた。

デブラシオ氏=8月19日(photo: Ed Reed/Mayoral Photography Office)