金融街の「チャージングブル」に傷 修理は今月末

 マンハッタン区金融街の観光名所ともなっている牛の銅像「チャージングブル(突進する雄牛)」が7日、破損された。右側の角に長さ約15センチ、幅約2センチにわたる穴が空き、周りも傷だらけ。
 ニューヨーク市警察(NYPD)は像を破損したとして、テキサス州ダラスのテボン・バーラック容疑者(43)を器物損壊などの疑いで逮捕した。報道によると修理は今月末に行われる予定で、けがをした雄牛をひと目見ようと観光客が殺到している。

修理にかかる費用は1万5000ドル(約161万円)。像を制作したイタリアの彫刻家、アルトゥーロ・ディモディカさんがニューヨーク州北部の美術制作会社、ポリッシュタックスに修理を依頼。修理は今月末にディモディカさんが来米してから、現在の像が立つ場所の近くで行われる予定。10日、破損口には「LOVE is LOVE」と書かれたばんそうこうが2枚貼られていた

(photo: Toshiyuki Takano / 本紙)