同級生殺害 被告に禁固14年

 ブロンクス区の公立高校で2017年、同級生のマシュー・マックリーさん=当時(15)=を刺殺したとして、殺人や武器所持違反の罪で7月、有罪判決を受けていたアベル・カデノ被告(19)に対し、同区のマイケル・グロス判事は10日、同被告に禁固14年の実刑を言い渡した。各メディアが報じた。裁判で同被告は「ゲイであることを理由にいじめられ、身の危険を感じていた」と正当防衛を主張していた。
 報道によると、グロス判事は、同被告の弁護士から出されていた若年犯罪者としての情状酌量を拒否。量刑言い渡しの中で、いじめは「殺人を正当化するものではない」と述べた。