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今年4月、フランスのノートルダム大聖堂で大火災が起きた前日、マンハッタン区モーニングサイドハイツにあるセント・ジョン・ザ・ディバイン大聖堂でもボヤが起きていた。すすで汚れた聖堂内部の修復が進んでいる。ニューヨークタイムズが17日、報じた。
同聖堂は1892年建造、世界最大規模のゴシック大聖堂。ボヤがあったのは復活祭の1週前の日曜に当たる「エルサレム入城の日(パームサンデー)」の4月14日朝。同紙によると地下室から出火し、教会内部を煙で充満させた。礼拝に訪れていた100人以上が別の教会に避難する騒ぎとなったが、けが人はなかった。出火原因は不明のまま捜査は打ち切られた。
ボヤにより聖堂内の装飾や油絵は損傷を受け、煙のすすが至るところに残された。以来、修理業者の職員は特別なスポンジで大聖堂内部を手作業で掃除。教会内部は高さ124フィート(約38メートル)に及ぶため、建設用の足場を内部に設置し作業に当たってきた。窓のステンドグラスに掃除機をかけ、青銅の扉の汚れを拭き取る。作業の間、一般向けに聖堂を開け続けてきた。
同聖堂のクリフトン・ダニエル3世師は同紙に「まるで作業場。散らかり放題とはこのことだ」と笑う。今年のクリスマスまでに内部の修復を終えたい意向。パイプオルガンの修復は来年以降になるという。
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