日本映画の巨匠が描く東京 名作38作品一挙上映

 マンハッタン区のフィルムフォーラムと国際交流基金(JF)は、10月18日(金)から11月7日(木)まで、日本映画特集「下町〜ダウンタウン東京の物語」を開催する。JFが今年3月から実施している文化事業「Japan 2019」の一環。
小津安二郎による1929年の「突貫小僧」から大林宣彦による2004年の「理由」まで、80年間にわたる日本映画の名作38作品を一挙に上映。うち25作品は米国で上映される機会が少ないことから、日本映画ファン必見の催しとなる。JFによるとその大部分は35ミリプリント。さらに今回の上映のために新たに英語字幕を作成した作品も多いという。
 特集のキュレーターを務めた元ジャパン・ソサエティー映画部シニアプログラマーの増渕愛子さんは声明で、「日本映画の巨匠たちの目を通して下町の歴史、伝説、神話までを掘り下げた幅広い内容」 と自信を込めた。

黒澤明監督による1949年製作の映画「野良犬」は、10月18日、19日、24日、11月7日に上映。プログラム詳細はウェブサイトhttps://filmforum.org/series/shitamachi-tales-of-downtown-tokyoを参照(「野良犬 」(c) Toho Co., Ltd.)