「戦争の噂」NY市で初公開 人種差別アンチテーゼ

 マンハッタン区タイムズスクエアで27日、軍馬にまたがるアフリカ系米国人の銅像が公開された。「戦争の噂」と題された同像はニューヨーク市を拠点に活動するアーティストのケヒン・デワイリーさんが制作。ドレッドヘアにフーディーと破けたジーンズを着た「現代の若者」像は南北戦争(1861-1865年)のリー南軍将軍の彫像から想起したという。デワイリーさんはニューヨークタイムズの取材に「(人種差別)の歴史を忘れないため」と話した。

タイムズスクエアでの公開は今年12月まで。その後は南北戦争の南軍将兵をたたえた像が多数建つ、バージニア州リッチモンド地区に移転・設置される。(photo: Yurika Fukagwa/ 本紙)