コリンズ下議、辞職 最初にトランプ氏を支持

 製薬会社への投資に関する連邦証券詐欺と偽証などインサイダー取引の疑いで起訴されていたニューヨーク州のクリス・コリンズ元下院議員(69)が1日、マンハッタン区の連邦地方裁判所で行われた罪状認否で罪を認めた。有罪となった場合、最大で10年の禁固刑が言い渡される可能性がある。各メディアが同日、報じた。
 コリンズ元下院議員は州西部第27選挙区選出。2013年から19年までの4期にわたり議員を務めたが、罪状認否の前日に当たる9月30日、議員を辞職していた。16年の大統領選でトランプ氏が共和党から立候補した際、下院議員として初めてトランプ氏への支持を表明。一躍、有名になった。ニューヨークタイムズによると、下院議員の中でも有数の資産家だという。
 同元議員は1日、バーノン・S・ブロデリック判事に「言葉では言い尽くせないほど後悔している」と陳謝した。