ジャパン・ソサエティー(JS)理事会は、地政学的リスク分析専門コンサルティング会社、ユーラシアグループのグローバル戦略事業部長兼日本部長のジョシュア・W・ウォーカー博士を新理事長に選任、1日、発表した。12月2日付けで第20代理事長に就任する。就任に伴い、2009年4月から第19代理事長を務めている櫻井本篤さんは、12月1日付で理事長職を退任する。
ウォーカー博士は2歳から18歳までを日本で過ごした知日派。リッチモンド大学卒、エール大学大学院国際関係学部で修士号を取得後に、プリンストン大学で政治学と公共政策における国際関係と安全保障を研究し博士号を取得。エール大学大学院在学中に在トルコ共和国アンカラ市米国大使館に勤務。その後、米外交問題評議会で国際情勢フェロー、米国務省でクリントン元国務長官のもと、グローバル・パートナーシップ・イニシアティブの一環で中東・北アフリカ問題上級アドバイザー、ケリー元国務長官のもと、チーフエコノミスト室で上級アドバイザーなどを歴任。
国際関係、官民パートナーシップなどを専門にビジネス外交分野での経験は20年以上にわたる。エール大学国際問題ジャーナル創刊編集長。JSの理事を10年以上務めた。