「チャージングブル」ハンマーで修理 像の内部にあったものは?

 マンハッタン区金融街の「チャージングブル(突進する雄牛)」像で、先月破損された右角の付け根部分が23日、修理された。ウォール・ストリート・ジャーナルが同日報じた。像を制作したイタリアの彫刻家、アルトゥーロ・ディモディカさんも駆け付け、様子を見届けた。費用は1万5000ドル(約163万円)に及ぶという。
 像に使われているものと同じ厚さの銅板を損傷部分に当て込み、ハンマーで何度も叩いて修理。この日は傷口から像の内部が見え、空洞となっている内部にはコインが入っていた。傷口から貯金箱のように入れられたとみられている。

先月10日、像の損傷部に貼られていたばんそうこう(photo: Toshiyuki Takano / 本紙)