M・アッカーマンさん 独立系映画の上映館 市内各所で経営

 ハリウッド映画の上映が主流で、外国映画や独立系作品を上映する映画館が少ないニューヨーク市で、1950年代初頭から「滅多に見られない」映画を上映する、スクリーンが1つしかない映画館を市内各所で展開したマイヤー・アッカーマンさんが21日、ウエストチェスター郡ホワイトプレーンズで心筋梗塞のため亡くなった。96歳だった。ニューヨークタイムズが29日、報じた。 
 アッカーマンさんは、マンハッタン区3番街にあった68ストリートプレイハウスや同区7番街のカーネギー・ホール・シネマなどを共同経営。1979年に68ストリートプレイハウスで「ラ・カージュ・オ・フォール(邦題:Mr.レディMr.マダム)」を上映した際は、19週連続で大入りを記録した。